Clay.

蝶のように舞い蜂のように刺してはてなブログみたいに考えグーグルプラスみたいに生きたい

「三体エックス」

三体エックスを読み終えた。面白かったー!
以下ざっくばらんな感想です。考察とかではない。


正直読了率70%(Kindleに表示されるやつ)くらいの神話的内容と宇宙論的内容は訳わからなかったけど(眠い頭で読むからだよ)、最後はうまいこと纏めたなと思います。

オチ自体は誰でも考えつきそうなものだけど、全く予想してなかったので驚愕。そうくるか!やられたー と一人でにやけていた。

ハッピーエンドぽくまとまってて、未来へのうすら怖さもら残している。

確かにこれがネットに上がってたら人気出るわ…。原作者と友達か、原作者の資料がリークしたのではと思うくらい緻密。

作中やたらと男女の交わりみたいなのが出てくる気がするけど、そんなにやらしくない。たまに うわ…好きねえ って言いたくなるくらい。

途中で急にギャグが入るとことか、今じゃっかん無理矢理だったよね?wwwみたいな展開が入るのも原作踏襲という感じがして良いです。

もう、クラウドコンピューティングと武藤蘭で爆笑したし、太陽系みんな滅んで住んでた場所からかなた遠くの星にいるのに会話の内容がめっちゃ俗っぽいのとか

人間はあくまで人間なんだなあ、と思わせるのがたまらなく人間くさい(作者が人間くさい)

原作で 何だよコイツ っていまいちキャラが掴みきれなかった登場人物も深掘りされて、そこまで嫌いじゃなくなったのも有り難かったです。チェンシン〜!

それにしても歌い手とか触手の種族がかわいいですね。触手がかわいい。認識器官で交流、ってところがかわいい。太陽プロミネンスみたいなの想像した。

AAとユンちゃん(もうユンちゃんって読んじゃう)も最終的には、お前らもうなんでもありだな!好きねえ!!ってなって良い。

色々上手く言えませんが、原作がネトフリ臭エンタメ小説だったのに対し、エックスは人間を深掘りしていて感情移入しやすかったのが大きな点でしょうか。

それも元の三体があってこそできたこと。りゅうじきんさんは本当に三部作で終わりのつもりだったのかなあ。