読み口が軽快。切り口が新鮮。
タイトルといい、最初の印象は軽そうな本だなと思ったけれど、最終的に家族愛なかんじが、ハッピーエンドでありそうでそうでもなくね?って感じで、型にはまらなくて良い。
見せ場はある、派手なシーンもある、一見ハリウッド映画なんだけど、細部と最後の方に独特のひねくれたようなのが詰まってる気がする。ぼやぼやした感想だな。
「褒められないけど好き」みたいな矛盾が両立している。自分が信じた道、決めた道を歩くの、社会的に悪なものは悪なのか、それとも俺達家族は俺達家族の、なのか。良くて悪いが両立してる。
遺伝子の謎解きというのも、そこはもう娯楽要素だなと思った。一見ハリウッド映画ってそういうことさ。